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整形外科philosophy
海外における整形外科プライマリケアの現状
著者: 片田重彦1
所属機関: 1かただ整形外科
ページ範囲:P.1181 - P.1186
文献購入ページに移動卑近な話題で恐縮であるが,以前私は腰痛もちで,例えば車を運転して,降りようとするとき,また診察室の椅子から立ち上がって患者を診察するときに軽い疼痛があった.軽い痛みであるから真剣に悩むこともなかったが,これが何年も続いていた.あるとき手技療法であるAKA(後述)を友人の医師に試しに施術してもらったところ,この腰痛が全く消失してしまった.
もうひとつ,腰痛の予防としてわれわれが学んだ方法がほとんど間違いであったことを知ったのはMckenzie法を知ってからである.車の運転のときlumber supportを腰椎の前弯部にあてることで腰痛を防げることを実体験して,いかにわが国の腰痛に関する知見が遅れているかに気がついたのである6).
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