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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻11号

2002年11月発行

文献概要

症例報告

後方進入単椎間整復固定術を施行した先天性腰椎すべり症(Grade Ⅲ)の1例

著者: 福田章二12 宮本敬1 細江英夫1 児玉直樹3 清水克時1

所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科 2現:岐北総合病院整形外科 3県立下呂温泉病院整形外科

ページ範囲:P.1373 - P.1376

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 抄録:症例は先天性腰椎(L5)すべり症(Grade Ⅲ,%slip:54%,slip angle:40°)を有する12歳,女性であり,進行性の腰痛,右下肢痛を有していた.保存的治療が無効であり,後方進入単椎間整復固定術を施行した.まずはスペーサートライアルを用いて椎間の開大および整復を試み,xia spine system(Stryker Spine®,France)を用いてL5の引き上げを行った.術中を通して腓骨神経のモニタリング波形は正常であった.術後X線像にて腰仙椎のすべりは%slip:33%,slip angle:20°に改善した.術後1年の現在,骨癒合は良好で,臨床症状も改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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