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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻12号

2002年12月発行

文献概要

調査報告

同一個体における腰椎前弯の10年間の経時的変化

著者: 村田泰章1 内海武彦2 花岡英二1 高橋和久1 山縣正庸1 守屋秀繁1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科 2ウツミ整形外科

ページ範囲:P.1419 - P.1422

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 抄録:腰椎前弯について同一個体の過去と現在を比較した報告は少ない.146人の腰痛患者に対し立位X線検査を少なくとも10年の間隔をあけて2回行い,lumbar lordosis,sacral inclination,各椎間の角度について比較検討した.年代ごとの10年間でのlumbar lordosisとsacral inclinationの平均角度は,ともに50代で有意に減少していた.またL5/S椎間角度において,第2回目は第1回目よりも有意に減少していた.すなわち,腰痛患者の場合には腰仙椎の配列の退行性変化は50代からの10年間に現れる傾向にあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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