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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻12号

2002年12月発行

文献概要

シリーズ 関節鏡視下手術―最近の進歩

鏡視下距骨下関節固定術の手技と短期成績

著者: 山口和博1 麻生英一郎1 石田康行1 小西宏昭1 濱里雄次郎2

所属機関: 1長崎労災病院スポーツ整形外科 2鹿児島市立病院整形外科

ページ範囲:P.1429 - P.1432

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 抄録:われわれは足関節捻挫と踵骨骨折後に慢性的な疼痛が残存した7症例に対し,鏡視下関節固定術を行った.改良した術式の詳細を述べるとともに術後の治療成績を調査した.対象は男性4例,女性3例で,年齢は23~63歳(平均37歳)であった.手術の成績は骨癒合の時期を単純X線の側面像で判断し調査時の加重時痛の有無と患者の満足度(満足,やや不満,不満)で評価した.骨癒合は術後4~10週後(平均6.3週後)にX線像にて確認できた.疼痛は全例で消失もしくは軽減しており,患者の満足度も7例中6例は満足との回答が得られた.短期成績は良好であること,また本法は骨移植,術中の牽引などを必要としないことを考えると今後有効な手技と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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