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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻2号

2002年02月発行

文献概要

論述

スノーボード外傷における足関節果部骨折―スキー外傷との比較

著者: 東裕隆1 安田和則1 眞島任史2 青木喜満2 三浪明男2 九津見圭司3

所属機関: 1北海道大学医学部生体医工学・スポーツ診療科 2北海道大学医学部整形外科 3倶知安厚生病院整形外科

ページ範囲:P.123 - P.127

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 抄録:日本有数のスキー場群であるニセコスキー場において,1995年より3シーズンにわたりスノーボード外傷(以下,ボード外傷)およびスキー外傷における足関節果部骨折について比較検討した.対象は,この地域の唯一の基幹病院を受診し足関節果部骨折と診断されたボード外傷11例およびスキー外傷23例,計34例である.これらの症例に対し,retrospectiveに調査した.結果はボードおよびスキー外傷において,平均年齢(29.5歳対33.6歳),男性の占める割合(82%対48%)であった.外傷が左側に発生する割合は前者64%,後者52%であり有意差を認めた.Lauge-Hansenの分類による骨折型に関しては,前者は回外・外旋型,回内・外旋型のみであったのに対し,後者はすべての骨折型を認めた.ボード外傷において,バックサイドへの転倒が多く,その際左側に外傷発生の頻度が高く,フロントサイドへの転倒の際は右側に発生する頻度を高く認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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