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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻3号

2002年03月発行

文献概要

論述

胸椎椎間板ヘルニアと脊椎症の単純X線像とMR像からみた鑑別法

著者: 後藤伸一12 山崎伸1 石井祐信1 佐藤哲朗3

所属機関: 1国立療養所西多賀病院整形外科 2現:仙北組合総合病院整形外科 3東北大学医学部整形外科

ページ範囲:P.225 - P.230

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 抄録:胸椎椎間板ヘルニアと脊椎症を単純X線像とMR像から鑑別する方法を検討した.対象は椎間板ヘルニア10例,脊椎症8例の計18例である.単純X線側面像でヘルニアと脊椎症のspur indexを比較し,MR矢状断像で罹患高位の上下椎体後方隅角部の形状を捉えた.spur indexはヘルニアでは全例20%以下であり,脊椎症では全例30%以上であった.後方隅角部の形状はヘルニアでは全例が丸かったが,脊椎症では4例が嘴状で,残りの4例は把握できなかった.日常臨床においては,単純X線像でspur indexを求めて椎間板ヘルニアと脊椎症を鑑別するのがよいと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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