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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻3号

2002年03月発行

文献概要

症例報告

同側のTHA,TKA後のRA患者に生じた大腿骨骨折に対してCable-Ready plateを用いた1例

著者: 水野直樹1 滝秀虎1 古橋範雄1

所属機関: 1愛知県立尾張病院整形外科

ページ範囲:P.317 - P.320

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 抄録:人工関節周囲骨折の治療は,しばしば困難になることがある.今回われわれは,RA患者の同側のTHAのステムとTKAとの間に大腿骨骨折を生じ,治療に難渋した症例を経験したので報告する.症例は75歳女性,RA患者.1999年11月自宅で転倒し受傷.Dall-Miles plateにて固定した.2カ月間免荷し徐々に荷重をかけたが,次第に内反変形進行し,偽関節,ケーブルの折損を来したため,2000年7月,Cable-Ready plateにて再固定し,骨癒合を得ることができた.人工関節周囲骨折の治療には,Cable-Ready plateが固定性も良好で,有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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