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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻5号

2002年05月発行

文献概要

症例報告

Down症候群に伴った大腿骨頭すべり症の1例

著者: 高嶺由二1 北小路隆彦1 鬼頭浩史1 栗田和洋1 加藤光康1

所属機関: 1名古屋大学医学部整形外科

ページ範囲:P.643 - P.645

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 抄録:Down症候群に伴った大腿骨頭すべり症の1例を経験したので報告する.発症時年齢11歳10カ月,慢性型急性増悪の大腿骨頭すべり症であり,初診時posterior tilt angleは60°であった.鋼線牽引による整復後,ピンニング術を施行した.術後は大腿骨頭壊死,軟骨融解などを合併することもなく,術後2年の最終診察時には関節可動域制限,疼痛,跛行を認めなかった.本邦では報告の少ないDown症候群に伴う大腿骨頭すべり症の発症頻度,病因,治療上の問題点につき文献的考察をした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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