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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻6号

2002年06月発行

シンポジウム スポーツ肩障害の病態と治療

スポーツ肩障害における関節唇損傷に対する各種疼痛誘発テストの診断的有用性

著者: 皆川洋至1 井樋栄二1

所属機関: 1秋田大学医学部整形外科

ページ範囲:P.679 - P.683

文献概要

 要旨:関節唇損傷に対する各種疼痛誘発テストは,スポーツ肩障害患者に対する選択的スクリーニングとして広く臨床の現場で用いられている.関節鏡視下に診断を確定した42肩を対象に,6種類の疼痛誘発テスト(crank test,anterior slide test,active compression test,biceps tension test,SLAPprehension test,pain provocation test)の有効性を調べた.関節唇損傷に対する敏感度はpain provocation test(100%),SLAPprehension test(80%),crank test(71%),特異度はbiceps tention test(100%),anterior slide test(95%),crank test(76%),陽性反応適中度はbiceps tention test(100%),pain provocation test(78%),crank test(75%)の順に高かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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