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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻6号

2002年06月発行

文献概要

症例報告

頚椎多発性骨髄腫に対し外科的治療を行った1例

著者: 平川明弘1 宮本敬1 児玉博隆1 細江英夫1 清水克時1

所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科

ページ範囲:P.767 - P.769

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 抄録:多発性骨髄腫における第3頚椎の著明な骨融解を認めた症例に対し,自家腸骨を用いた前方除圧固定とOlerudTM Cervical(NordOpedic)を使用した後方固定術を一期的に行い,疼痛は軽快し歩行器での歩行が可能となった.脊椎に発生する多発性骨髄腫に対する外科的治療については,神経症状が出現していなくとも,疼痛が強くADLの低下が懸念される症例ではその適応とし,早期の離床を促す必要があると考えられた.またOlerudTM Cervicalは各種screw,hook,wireなどの多彩な組み合わせが可能であるため,骨融解部位が存在し,また今後病変の拡大が考えられる本症例に対しては本システムの特色を生かせると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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