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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻7号

2002年07月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

新しいフックロッドシステムを用いた腰椎分離症の手術経験

著者: 中村孝文1 菊池太朗1 梅田修二2 入江弘基1 高木克公1

所属機関: 1熊本大学医学部整形外科学教室 2熊本機能病院整形外科

ページ範囲:P.821 - P.826

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 抄録:腰椎分離症に対する新しいフックロッドシステムの有用性を確認することを目的とした.対象は腰椎分離症14例.このうち2例に分離部骨棘による,また,3例にはヘルニアによる神経根圧迫を認めた.自家腸骨による分離部骨移植に加え横突起基部椎弓にかかるon-lay graftを施行しフックロッドシステムにより分離椎弓の直接修復を行った.神経根症状を有した症例にはヘルニア摘出や分離部骨棘切除を追加した.全例に痛みの改善が認められ,術前の生活レベルに復帰できた.本システムはフックとロッドが一体となっており装着が容易で,保存的治療に抵抗する分離症の治療法として有用と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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