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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻7号

2002年07月発行

文献概要

症例報告

Epineural ganglionによる足根管症候群の1例

著者: 南公人12 秋末敏宏1 藤田郁夫1 松本圭司1 木崎智彦3

所属機関: 1兵庫県立成人病センター整形外科 2現:新日鐵広畑病院整形外科 3兵庫県立成人病センター病理部

ページ範囲:P.871 - P.873

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 抄録:神経に発生したガングリオンによる足根管症候群の1例を報告し,その分類と手術法の違い,および術後の症状について考察した.本邦では神経に発生したガングリオンはすべて神経内ガングリオンとして報告されているが,海外ではintraneural ganglionとepineural ganglionの両者に分類して報告されている.手術法から考えると,intraneural ganglionは神経損傷の恐れがあるため吸引,切開,ドレナージが適応となり,epineural ganglionは切除術が適応となる.神経に発生したガングリオンは本邦においてもintraneural ganglionとepineural ganglionに区別して報告すべきであると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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