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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻8号

2002年08月発行

文献概要

整形外科/知ってるつもり

骨粗鬆症の血液・尿検査項目―(2)治療効果のモニター

著者: 中村利孝1

所属機関: 1産業医科大学整形外科

ページ範囲:P.938 - P.939

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 Evidence based medicine(EBM)の原理に基づいた大規模な臨床試験の成績が明らかになるにつれて,世界的にはビスホスホネートが骨粗鬆症治療の標準薬となってきた.ビスホスホネートは亢進した骨代謝を抑制し,骨密度を増加させて骨折防止作用を発揮する.効果の発現には時間的な順序があり,まず骨代謝が抑制され,その後,骨密度が増加するにつれて骨折防止効果が発現する.したがって,ビスホスホネート治療では,開始初期における骨代謝マーカーのモニターが,その後の骨密度増加と骨折防止効果の発現を予測するうえで有用となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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