icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻9号

2002年09月発行

文献概要

シンポジウム 橈骨遠位端骨折の保存的治療のこつと限界

橈骨遠位端骨折の保存的治療―骨折型の分類によるその適応と限界について

著者: 藤尾圭司1 梁瀬義章1

所属機関: 1北野病院整形外科

ページ範囲:P.1021 - P.1028

文献購入ページに移動
 要旨:橈骨遠位端骨折の分類法を関節外骨折については古典的分類法を,関節内骨折についてはMayo clinicに準じた分類法で分類し,その治療方針を述べた.いずれの骨折の場合も橈骨短縮が健側に比べて4mm以内,palmar tiltが-20°以内の整復を目標としている.関節内骨折では関節面のstep offが若年者の場合1mm以内を,高齢者では2mm以内を目標としている.保存的治療の適応と思われる症例でも1週間に一度X-Pをチェックすることが重要であり,転位を来す場合は,臨機応変に観血的整復に切り替える勇気を持つことを強調したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら