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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻9号

2002年09月発行

文献概要

シリーズ 関節鏡視下手術―最近の進歩

T-Fixによる関節内半月板修復術とその応用術としてのHybrid法

著者: 園田昌毅1

所属機関: 1川鉄千葉病院整形外科

ページ範囲:P.1089 - P.1093

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 抄録:外側半月板損傷に対するT-Fixによる関節内修復術と,これを従来のInside out法による縫合と併用したHybrid法の手術手技と自験例の結果について検討した.自験例は6カ月以上経過観察できた9半月で,その内訳はT-Fixのみで修復したT-Fix群8半月,Hybrid群1半月であった.術後Lysholm scoreは,T-Fix群95.0,Hybrid群は1例のみで100であった.再鏡視しえたT-Fix群5半月のうち完全治癒4半月・不全治癒1半月であった.半月板修復においては,Inside out法による縫合がgold standardである.しかし,外側半月板後節に限局する損傷に対するT-Fixによる関節内修復術や,外側半月板中後節の損傷に対するT-FixとInside out法の併用(Hybrid法)は,安全な方法で安定した成績が得られるものと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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