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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科37巻9号

2002年09月発行

文献概要

統計学/整形外科医が知っておきたい

5.多重比較―ANOVAの終焉?

著者: 小柳貴裕1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院整形外科

ページ範囲:P.1095 - P.1099

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 統計処理ではt検定やノンパラメトリック法など,20世紀前半に確立された方法が今なお主流である.また分散分析(analysis of variance=ANOVA)なる用語の登場する論文は現在でも枚挙に暇がない.しかし,コンピュータの進化などに伴い,前提や制限が徐々に緩和され,またFisherの提唱した尤度の概念の確立をベースに,多変量解析も判別や重回帰からロジスティック回帰や比例ハザードモデルへと流れが変わりつつある.しかし現在最も過渡期であると思われるのは,今回言及する多重比較であろう.僭越ではあるが,現代でも援用に混乱があることは否めない.統計パッケージは種々の手法が可能となっているが,どれを選択していいのかも当惑する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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