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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻1号

2003年01月発行

文献概要

論述

腰痛・坐骨神経痛治療アルゴリズムの試み

著者: 勝尾信一1 林正岳1 水野勝則1 荒川仁1 高田秀夫1 内藤充啓1

所属機関: 1福井総合病院整形外科

ページ範囲:P.13 - P.21

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 抄録:腰椎変性疾患に対する治療方針は同じ病院の中でも各医師によって異なることがある.そこで入院中の治療の流れを1本化し,腰痛・坐骨神経治療アルゴリズムを作成した.アルゴリズム作成にあたっては2年間の入院患者の治療経過を検討し,その結果から治療方針を決定した.アルゴリズムは脊髄造影に始まり,その後には手術あるいは神経根造影・ブロックを行う.ブロックの効果判定の結果,効果があれば外泊しその後退院・手術あるいは再ブロックの選択となる.効果がなければ違う神経根造影・ブロックあるいは椎間板造影・ブロックか椎間関節ブロックを行う.さらにその後も効果によって次の方針が決まっており,最終的に退院・手術あるいは再検討に至るようになっている.アルゴリズムを使用して入院時の説明がよりわかりやすくなり,入院後もブロックや手術の受け入れがよくなってきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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