国際学会印象記
『国際足の外科学会』について
著者:
高倉義典1
所属機関:
1奈良県立医科大学整形外科
ページ範囲:P.46 - P.47
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国際足の外科学会は1956年にフランスのDr. LeLievreと数名のヨーロッパの整形外科医によって創設されたCIP(College International de Podologie)がその基盤になっている.1996年に英国のMr. HelalがCIPのPresidentになった際に,彼が提唱して,米国の足の外科学会(American Orthopaedic Foot and Ankle Society)の当時のPresidentであったDr. Sammarco,CIPのPresident electの私やGeneral secretaryのDr. Andersonらが中心となって,北米を含めた新しい国際足の外科学会(International Federation of Foot and Ankle Societies,IFFAS)が3年間にわたって討議された後に設立された.また,1999年に京都で開催されることになった第20回のCIP総会を第1回のIFFASの学会にすることが決定された.
京都学会は鈴木良平長崎大学名誉教授の会長のもと,24カ国から300名を越える参加者があり,アジアで初めて開催される国際足の外科学会として盛大に開催された.学会終了日に第1回のIFFASの理事会が開かれ,新しいIFFASの初代のPresidentに私が選出され,役員としてPresident electにDr. Coughlin(USA),General secretaryにDr. Simonovich(Argentina),TreasureにProf. Dereymaeker(Bergium)がそれぞれ決定された.