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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻1号

2003年01月発行

文献概要

症例報告

サルモネラ菌による小児踵骨骨髄炎の1例

著者: 白石元1 海永泰男1 高野信一1

所属機関: 1総合病院光市立病院整形外科

ページ範囲:P.97 - P.99

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 抄録:サルモネラ菌による小児踵骨骨髄炎の1例を経験した.11歳の男児で,発熱に続いて右踵部痛が出現した.初診時,右踵部に炎症所見を認めたが,単純X線像では異常を認めなかった.抗生剤によって軽快したが,2年後に再発した.単純X線像で骨透亮像を認め,病巣掻爬,洗浄および抗生剤の投与を行った.術中の膿の培養よりサルモネラ菌O7群を検出した.小児の踵部痛は日常診療で頻度の高いもので,踵骨骨端症,アキレス腱周囲炎,捻挫,打撲などが多いが,稀にこの症例のように血行性の踵骨骨髄炎であることもあり注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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