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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻11号

2003年11月発行

文献概要

整形外科philosophy

一整形外科医として

著者: 山野慶樹1

所属機関: 1大阪市立大学大学院

ページ範囲:P.1409 - P.1415

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 40年間にわたり整形外科全般を一途にやってきた.この間取り扱う傷病は移り変わり,診断・治療機器の進歩,さらにバイオロジー,バイオメカニクスをはじめ医科学の進歩に伴い臨床医学も理論的になり,大きく変革した時期であった.ほとんどが教育施設である大学病院であったことから,それとなくあるいは否応なく医師としてあるべき姿を模索したが,まずは患者のための医療を第一に率先垂範を心がけてきた.大学病院として新しい研究や先端的治療法の追究のなかにあって,施設や症例さらには先輩,後輩に恵まれ,努力の甲斐があったことは幸いであった.病院の性格から患者の多くが診断や治療のいわゆる難治例で,正面から対峙せねばならず,困難な症例に対しては文献を渉猟したり,私なりに理論的に考え新しい方法も含め,それぞれに良いと思われる方法で対処してきた.振り返ってみると一整形外科医としての足跡に思える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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