icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻11号

2003年11月発行

文献概要

臨床経験

当科における骨粗鬆症治療の検討―主訴,年齢,初診時骨塩量と治療効果との関係について

著者: 渡辺航太1 松村崇史1 相羽整1 吉田祐文1 八代忍1

所属機関: 1大田原赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.1435 - P.1438

文献購入ページに移動
 抄録:われわれは,主訴,年齢,初診時骨塩量が骨粗鬆症治療効果を予測できる因子となり得るかどうかを検討した.対象は当科で骨粗鬆症治療を受けた女性106例,平均年齢は68.6歳であった.治療はEHDPの間欠投与とし,24カ月後の骨塩量増加率を評価の指標とした.主訴に関しては疼痛群,検診,希望群において骨折群に比べ骨塩量増加率が有意に高かった.年齢と骨塩増加率との間に正の相関,また初診時骨塩量と骨塩量増加率との間に負の相関を認めた.主訴,年齢,初診時骨塩量は治療効果を予測する因子となりえると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら