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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻11号

2003年11月発行

文献概要

症例報告

大腿骨頭後方回転骨切り術にて治療した股関節前方脱臼を伴う骨頭陥没骨折の1例

著者: 鈴木孝治1 片山直行1 三浪三千男1 松野誠夫1 九津見圭司2

所属機関: 1北海道整形外科記念病院 2倶知安厚生病院整形外科

ページ範囲:P.1455 - P.1459

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 抄録:われわれは股関節前方脱臼に大腿骨頭陥没骨折を合併した1症例を経験した.杉岡式大腿骨頭後方回転骨切り術を行い陥没した骨頭を荷重部分から完全に外した.術後2年にて臨床上股関節痛はなく,股関節単純X線写真,MRIで,骨頭の壊死,関節症変化は出現していない.股関節前方脱臼に大腿骨頭陥没骨折が伴いうることを念頭に置くことは診断上重要である.またその治療として大腿骨頭回転骨切り術は有用な治療法の1つである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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