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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻2号

2003年02月発行

文献概要

症例報告

傍骨性脂肪腫により発症した後骨間神経麻痺の1例

著者: 杉田秀幸1 栗原友介1 元島清香1 長岡正宏1 岩橋正樹1 立川裕一郎1 中島伸也1 松崎浩巳1 大幸俊三2 龍順之助3

所属機関: 1駿河台日本大学病院整形外科 2日本大学医学部付属練馬光が丘病院整形外科 3日本大学医学部整形外科

ページ範囲:P.229 - P.232

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 抄録:脂肪腫により神経麻痺が発生することは稀であり,さらに,後骨間神経麻痺が発生することは極めて少ない.前腕のFrohse arcade部分から発生した脂肪腫が後骨間神経麻痺を生ずることは報告されているが,通常,この疾患は診断に至るまでに時間がかかり,腫瘤は大きくなると手術が困難となる.原因不明の後骨間神経麻痺が発生した場合,本症を考慮し超音波,CT像やMR像などの検査を行い,腫瘤があれば慎重に切除すべき疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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