文献詳細
特集 脊椎脊髄病学最近の進歩 2003(第31回日本脊椎脊髄病学会より)
三角筋,上腕二頭筋の神経支配と頚髄症の責任高位からみた頚椎後方術後C5麻痺発生に対する検討
著者: 金子和生1 田口敏彦1 河合伸也1
所属機関: 1山口大学医学部整形外科
ページ範囲:P.383 - P.387
文献概要
C4-5頚髄症ではC6髄節障害が存在し,三角筋などの肩外転作動筋がC5有意の支配となっている可能性が高く,このような状態でC5根障害を生じた場合に,著明な臨床症状を呈するものと予測され,本仮説が頚椎術後C5麻痺の発症メカニズムのひとつではないかと推察した.
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