icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻6号

2003年06月発行

文献概要

論述

骨軟部肉腫の転移様式

著者: 生越章1 堀田哲夫1 畠野宏史1 川島寛之1 遠藤直人1 守田哲郎2 今泉聡2 小林宏人2

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科生体機能調節医学専攻機能再建医学講座整形外科学分野 2新潟県立がんセンター新潟病院整形外科

ページ範囲:P.773 - P.778

文献購入ページに移動
 抄録:骨軟部肉腫症例の術前ステージングやフォローアップの指針とすべく535例の転移様式を解析した.骨軟部肉腫の転移は肺が最多であるが,基本的にどの臓器にも転移は生じうることが判明した.粘液・円形細胞型脂肪肉腫は軟部,骨,肝などの肺外転移が多く,他の肉腫とは異なる転移様式を示した.その他の肺以外の転移として胞巣状軟部肉腫の骨・脳転移,骨ユーイング肉腫の骨転移などの頻度が高かった.肺外転移を起こした場合の予後は不良であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら