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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻6号

2003年06月発行

文献概要

症例報告

急速破壊を呈した𦙾骨内顆骨壊死の1例

著者: 大山直樹1 石川一郎1 金谷邦人1 大野富雄1 松村忠紀1

所属機関: 1市立室蘭総合病院整形外科

ページ範囲:P.819 - P.822

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 抄録:𦙾骨内顆骨壊死は大腿骨内顆骨壊死に比べて稀な疾患である.今回われわれは急速に骨破壊を呈した𦙾骨内顆骨壊死の1例を経験したので報告する.症例は73歳,女性で外来通院中,歩行困難になり,単純X線上𦙾骨内顆骨壊死と判断し,関節鏡を施行した結果,内側𦙾骨高原は陥凹を,外側𦙾骨高原は軟骨欠損を認めたため,人工膝関節置換術(以下,TKA)を施行した.術後3年10カ月の現在,右膝の可動域制限は認めるものの日整会変形性膝関節症治療成績判定基準(以下,JOAスコア)では80点で,杖なしの歩行も可能であり,経過良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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