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症例報告
MRI STIR法にて経過観察を行った脊髄梗塞の1例
著者: 小谷俊明1 茂手木博之1 中島秀之1 大塚隆弘1 板橋孝2
所属機関: 1国保成東病院整形外科 2千葉県循環器病センター
ページ範囲:P.843 - P.848
文献購入ページに移動従来,脊髄梗塞の診断,経過観察には発症後早期に造影効果がみられることから造影MRIが有用であると報告されている.しかし,障害が軽度で造影効果の確認が困難な症例においても,STIR法画像では早期から髄内病変部が明瞭に描出されており,経過観察にも有用であった.脊髄梗塞を疑う症例ではT2強調画像のみならずSTIR法画像も撮像すべきである.
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