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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科38巻8号

2003年08月発行

文献概要

シンポジウム 難治性骨折の治療

治療に難渋する高齢者の大腿骨骨折に対する治療法

著者: 蜂谷將史1 三原久範1 竹口英文1 山田勝久1

所属機関: 1横浜南共済病院整形外科

ページ範囲:P.1061 - P.1066

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 要旨:高齢者の大腿骨骨折は重篤な併存症を有し,かつ骨の脆弱性が背景にあり,治療に難渋することも少なくない.また人工関節置換後のインプラント周囲の骨折では通常の内固定材の使用が不可能であり,早期離床が果たせないため,疾病の増悪,合併症などにより寝たきりになることも少なくない.そこで,早期離床を目的として,金属メッシュプレートと骨セメントを用いるセメント簀巻き法(蜂谷法)を考案し,1990年以後今日まで臨床応用してきた.今回は75歳以上の高齢者に本法を施行した10例について,その手術方法,適応を述べ,臨床成績について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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