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シンポジウム 外傷に対するプライマリケア―保存療法を中心に
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著者: 堀内行雄1
所属機関: 1川崎市立川崎病院整形外科
ページ範囲:P.4 - P.6
文献購入ページに移動外傷により生じた疾患は,加わった外力などが異なるため,「結果が悪くなったのは強い外力が加わったためで,治療の仕方が問題なのではない」と済ましてしまうことがあるかもしれない.本当にそうなのだろうか.確かにそのようなことはあるが,多くはプライマリケアが適切であれば,治療期間も短縮できたし,結果も満足できるものであった可能性が残されている.多くの患者をより良く治すという点からも,特に第一線で活躍している整形外科医は外傷に対するプライマリケアの正しい知識を体得すべきである.
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