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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻1号

2004年01月発行

文献概要

シンポジウム 外傷に対するプライマリケア―保存療法を中心に

鎖骨遠位端骨折に対する鎖骨バンドと弾性包帯を使用した保存的治療法

著者: 西堀靖広1 佐藤伸一2

所属機関: 1塙厚生病院整形外科 2北福島医療センター整形外科外傷部

ページ範囲:P.9 - P.13

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 抄録:烏口鎖骨靱帯損傷を伴った鎖骨遠位端骨折Neer分類Type Ⅱ(以下Type Ⅱとする)の治療は,主に手術療法が行われている.その理由は,従来の保存的治療法では骨癒合を得ることが困難であったためである.われわれは,鎖骨遠位端骨折Type Ⅱ 15例に対し鎖骨バンドと弾性包帯を使用した保存的療法を行った.2例に軽度の外転制限を認めたが,疼痛,ADL制限,変形治癒を残した症例はなかった.われわれの方法は簡便で患者の負担も少ない有効な方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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