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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻10号

2004年10月発行

文献概要

誌上シンポジウム 関節リウマチ頚椎病変の病態・治療・予後

RAにおける頭蓋頚椎移行部垂直性不安定性の病態と外科的治療

著者: 清水敬親1 笛木敬介1 登田尚史1 井野正剛1 田内徹1

所属機関: 1榛名荘病院,群馬脊椎脊髄病センター

ページ範囲:P.1291 - P.1298

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 抄録:RA頚椎病変における頭蓋頚椎移行部の垂直性不安定性は,後頭環軸関節部に何らかのbone lossを生じた結果であり,保存療法では容易には対処しえない.矢状面における単なる環軸椎亜脱臼に比し全身状態も悪い場合が多い.頭蓋直達牽引による術前整復は,患者の症状変化を確認しながら行える点で安全性が高い有用な手段である.これで得られた整復位をinstrumentationを併用した後方固定で維持する方法が,全身管理上も有効である.固定頭頚位の決定は術後の呼吸・嚥下に大きな影響を与えるため慎重かつ正確な手技が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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