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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻10号

2004年10月発行

文献概要

論述

鏡視下肩峰下除圧術後における単純X線像の経時的変化―前向き研究

著者: 宍戸裕章1 菊地臣一1 紺野慎一1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1315 - P.1319

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 抄録:腱板完全断裂に対する鏡視下肩峰下除圧術(ASD)術後の変形性肩関節症と上腕骨頭上方化の経時的変化と自覚症状との関連を明らかにすることを目的とした.術前,術後6カ月,および術後2年に単純X線像を撮影し,変形性肩関節症と上腕骨頭上方化の程度を検討した.さらに,単純X線像の変化と治療成績との関連を検討した.変形性肩関節症の進行は4肩(15%)に,上腕骨頭上方化の進行は3肩(12%)に認められた.ASD術後2年の時点では,変形性肩関節症や上腕骨頭上方化が進行しても,それに伴う治療成績の悪化は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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