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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻10号

2004年10月発行

文献概要

連続講座 整形外科領域の再生医療③

末梢神経領域における再生医療

著者: 村上健1 越智光夫2

所属機関: 1尾道総合病院整形外科 2広島大学大学院医歯薬学総合研究科整形外科学

ページ範囲:P.1321 - P.1325

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 抄録:自家神経移植で対応できない末梢神経の広範囲の欠損に対して,人工神経の開発が望まれている.しかし非生体材料を用いたチューブでは再生できる神経の長さに限界があることが明らかとなり,現在では各種細胞やたんぱく質を用いた人工神経の研究が行われている.本論文では神経栄養因子やシュワン細胞などの細胞を用いた人工神経の論文およびわれわれが行った神経幹細胞を用いた人工神経について述べた.最近では再生できる神経の距離は飛躍的に向上しているが,今後は採取が容易なドナー細胞を使用し,より質の高い神経再生が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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