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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻10号

2004年10月発行

文献概要

症例報告

Cool-tipラジオ波凝固システムを用いて治療した類骨骨腫の1例

著者: 加藤雅敬1 穴澤卯圭1 矢部啓夫1 森岡秀夫1 三浦圭子1 戸山芳昭1 白神伸之2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科 2国家公務員共済組合連合会立川病院放射線科

ページ範囲:P.1359 - P.1363

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 抄録:近年,類骨骨腫に対する治療としてCTガイド下経皮的切除術が一般化しつつあり,さらなる低侵襲手術を期待したCTガイド下ラジオ波焼灼術(RFA)の報告例も散見される.今回われわれは,夜間痛,X線,CTなどから右けい骨類骨骨腫と診断した10歳の女児に対し,CTガイド下に内部冷却機構を備えたCool-tipラジオ波凝固システムを用いて手術を行った.術翌日より症状は消失し,術後2年の時点で症状の再発はない.CTガイド下RFAによる小侵襲手術は早期より日常生活への復帰が可能であり,今後,症例によってはさらに用いられるべき治療法であると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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