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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻11号

2004年11月発行

文献概要

論述

関節リウマチ軸椎下病変に対する脊柱管拡大術の治療成績と問題点

著者: 須田義朗1 斉藤正史1 塩田匡宣1 河野仁1 田村睦弘1 柴崎啓一1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構村山医療センター整形外科

ページ範囲:P.1389 - P.1395

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 抄録:関節リウマチ軸椎下病変により脊髄症状を呈した19例に対して脊柱管拡大術を行った.術後に頚椎可動域は61.2%に減少し,術後の弯曲異常や不安定性の進行は少なく,おおむね満足すべき結果が得られた.したがって脊柱管拡大術は,その除圧と制動効果によって関節リウマチ軸椎下病変に対する有効な手術方法と考えられた.しかし,術前から後弯のみられた症例ではその進行が認められたことから,本法の適応は少ないと考えられる.また,術後に椎間強直が生じた症例では隣接椎間に不安定性や狭窄が生じる可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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