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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻11号

2004年11月発行

文献概要

器械

骨粗鬆症を伴う上腕骨近位端骨折に対する順行性直線型髄内釘法

著者: 新村光太郎1 勝田真史1 今給黎篤弘2

所属機関: 1戸田中央総合病院整形外科 2東京医科大学整形外科

ページ範囲:P.1427 - P.1432

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 抄録:骨粗鬆症を伴う上腕骨近位端骨折に対して直線型髄内釘(ターゴンPH®)を用い,良好な機能回復を得たので治療成績と同髄内釘の特徴や手技を考察する.手術は14例(平均69歳)に行い,術後6カ月における平均可動域は屈曲163°,外旋72°,内旋Th12,JOAスコアは平均97点であった.ターゴンPH®は直線型で近位骨片に横止めスクリューを多方向に挿入できるため,転位の回避や強固な固定により早期可動域訓練が可能であった.骨折部の十分な整復と適切な挿入位置の決定,腱板の確実な保護および修復が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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