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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻11号

2004年11月発行

文献概要

臨床経験

RA中下位頚椎病変に対するインストゥルメントを用いない固定術

著者: 武井寛1 笹木勇人1 橋本淳一1 千葉克司2 伊藤友一3

所属機関: 1山形大学医学部整形外科 2三友堂病院整形外科 3済生会山形病院整形外科

ページ範囲:P.1445 - P.1450

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 抄録:上位頚椎亜脱臼に引き続き,あるいは上位頚椎固定術後に生じた多関節破壊型RA患者の中下位頚椎病変に対し,脊髄の除圧と脊柱の安定性を獲得する目的で,脊柱管拡大術に加え腸骨移植による椎間固定,椎弓間固定を図る手術を行った.全例で同時に,あるいは前回手術時に上位頚椎の固定が図られ,結果として全頚椎固定を目的とした.術後1年以上経過した5例を調査の対象とし成績を評価した.2例2椎間でわずかな動きが残ったが,他の全椎間に骨癒合が得られた.ADLや神経症状は全例で不変,あるいは改善した.後頭部~後頚部痛も全例で消失した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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