icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻12号

2004年12月発行

文献概要

誌上シンポジウム 小児大腿骨頚部骨折の治療法とその成績

小児大腿骨頚部骨折の治療成績

著者: 下村哲史1 坂巻豊教2

所属機関: 1国立成育医療センター整形外科 2独立行政法人国立病院機構箱根病院整形外科

ページ範囲:P.1519 - P.1523

文献購入ページに移動
 抄録:受傷時年齢が12歳以下の小児の大腿骨頚部骨折24例24股の治療成績を報告した.治療成績は,Ratliffの基準によるgood:14股,fair:6股,poor:4股であった.fairおよびpoorはDelbet-Colonnaの骨折部位分類におけるⅡ型およびⅢ型にのみ存在し,特にⅡ型で不良な成績であった.骨頭壊死の発生には受傷時年齢は関係なく,骨折型,転位の程度との関連が強かった.治療成績を向上させるためには骨頭壊死の発生を減少させることが必要で,可及的早期に正確な整復を行い,必要最小限の内固定を行うことを目標とすべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら