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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻12号

2004年12月発行

文献概要

症例報告

踵骨疲労骨折の1例

著者: 太田進1 高松浩一1 伊代田一人1 牧野光倫1 桑原浩彰1

所属機関: 1トヨタ記念病院整形外科

ページ範囲:P.1569 - P.1572

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 抄録:症例は毎日1日平均10kmのジョギングを続けている27歳,男性.シューズを足底の固いものに替え,2日で40km走った後に左踵の痛みが出現した.初診時X線像では特に異常を指摘できなかったが,骨シンチグラフィーにて左踵骨部に集積の亢進を認め,MRIにてアキレス腱付着部付近より足底に向かい斜めに走る線状像を認め,踵骨疲労骨折と診断した.治療はジョギングの禁止を指示したのみで,約2カ月後にはジョギングを再開でき経過は良好であった.踵骨疲労骨折の診断には骨シンチグラフィーとMRIが有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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