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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻12号

2004年12月発行

文献概要

症例報告

足部に広範に発生したtumoral calcinosisの1例

著者: 林克洋1 土屋弘行1 山本憲男1 富田勝郎1

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科学

ページ範囲:P.1579 - P.1582

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 抄録:Tumoral calcinosisは,関節近傍に発生する腫瘤状の石灰沈着症とされ,大関節伸側に好発する.基礎疾患の有無によってprimaryとsecondaryに分けられる.治療は外科的な摘出が最も確実な手段と考えられている.不完全な摘出は再発しやすいため,摘出しやすい時期に全摘するのが望ましい.今回,6歳男児の足部に広範に発症したtumoral calcinosisの1例を経験した.石灰沈着を来すような基礎疾患はなかった.術中所見で,腫瘤は皮下および関節包内にもあったが,全摘しえた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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