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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻3号

2004年03月発行

文献概要

整形外科/知ってるつもり

Tension band wiringのK-wireの位置・方向

著者: 中村光伸1

所属機関: 1北里大学医学部整形外科

ページ範囲:P.328 - P.330

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■はじめに

 軟鋼線を用いた骨接合術は,1887年のListerにはじまり,1966年にPauwels3)が膝蓋骨の特殊性に注目し,その骨折に対してzuggurtungsosteosynthese,現在のtension band wiring法の原法を報告している.これを1971年に柏木ら1)が機能的骨接合術として日本に紹介している.その後AO groupにより,K-wireを加えた“modified tension band wiring”が発表され,優れた治療成績とともに,膝蓋骨以外にも広く利用され現在に至っている.今回のテーマは,この「K-wireの正しい位置と方向は?」とのことである.専門医なら誰でも知っていることであり,また教科書を読めば書いてあることではあるが,実践での考え方を交えて,もう一度,整理してみようと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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