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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻4号

2004年04月発行

文献概要

特集 脊椎脊髄病学 最近の進歩 2004(第32回日本脊椎脊髄病学会より)

内視鏡を用いた脊柱側弯症の前方矯正固定術

著者: 江原宗平1 高橋淳1 中村功1 平林洋樹1 北原淳1 楢崎勝巳1

所属機関: 1信州大学医学部整形外科

ページ範囲:P.571 - P.576

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 抄録:アウトリガーを応用し,内視鏡下に,脊柱変形前方矯正固定術を行うシステムの研究開発を1994年から開始した(体外矯正・体内固定術:external correction and internal fixation system:ECIF System).まず豚屍体胸椎の手術を行い,続いて胸腔鏡視下に生体豚の手術を繰り返し,システムの開発改良を行ったうえで,1999年より臨床応用を開始した.本法を用いた場合,初期平均側弯矯正率は80%以上と強力であり,腋窩線上の少数の15~20mmのポートのみで手術が行え,術後疼痛の軽減,術後回復が速いなどの利点がある.特発性側弯症のインストゥルメンテーションを用いた前方矯正固定術を,胸腔鏡視下に高い矯正率で行える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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