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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻4号

2004年04月発行

文献概要

特集 脊椎脊髄病学 最近の進歩 2004(第32回日本脊椎脊髄病学会より)

経皮的レーザー椎間板減圧法成績不良例の実態調査―近畿地区12大学病院における多施設調査より

著者: 小坂理也1 阿部宗昭1 米澤卓実1

所属機関: 1大阪医科大学整形外科

ページ範囲:P.603 - P.610

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 抄録:近畿地区12大学付属病院にアンケート調査を行い,経皮的レーザー椎間板減圧法(PLDD)術後成績不良例の実態調査を行った.適応や診断の誤りが成績不良の主な原因と考えられたのは74例中44例(59.5%)であった.PLDDに特有の合併症として終板損傷,椎体骨壊死が35例にみられた.PLDDの実施にあたっては手技の習熟,適切な照射条件の設定とともに,術前病態の正確な把握,適応の遵守,合併症予防のための工夫,成績不良例に対する適切な対応が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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