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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻5号

2004年05月発行

文献概要

シンポジウム 手指の関節外骨折

創外固定による治療を中心に

著者: 成田俊介1 西川真史2 藤哲2

所属機関: 1むつ総合病院整形外科 2弘前大学医学部整形外科

ページ範囲:P.653 - P.657

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 抄録:手指骨の粉砕を伴う開放骨折などは創外固定法が良い適応になる.われわれは現在,注射針キャップを用いた創外固定法やレジン創外固定法に若干の工夫を加えて治療を行っている.また仮骨形成型偽関節や関節固定には骨延長器を用いて骨移植を行わずに治療を行っている.術後のピンサイトケアでは手指の消毒を患者自身に毎日行わせることなどを指導し,ピン刺入部の感染を予防している.注射針キャップを用いた創外固定法やレジン創外固定法はピン刺入部が自由にデザインできるが多少の熟練を要する.治療の成功のためには手術方法のみならず,術後のピンサイトケアなども重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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