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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻5号

2004年05月発行

文献概要

検査法

再現性のある握力測定法の検討―連続測定における経時的変化,および握り幅や測定姿勢による差異について

著者: 渡邉忠良1 尾鷲和也1 山田哲史1 尾山かおり1 桃井義敬1

所属機関: 1市立酒田病院整形外科

ページ範囲:P.673 - P.679

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 抄録:再現性のある握力測定法の検討のため,Smedley式握力計を用い,成人男女各20名の握力測定を行った.調査項目は,筋疲労を調査する9回連続測定,測定間に1分休憩を入れた測定,握り幅の変化による測定,姿勢の変化による測定とした.連続測定では有意な経時的握力低下を認め,1分休憩を入れた場合は,有意な低下が消失した.基準握り幅と,その+10%,-10%の幅での測定値には統計的な有意差はないものの,基準握り幅で最高値を示した.姿勢に関して臥位は立位,坐位より有意に低下していた.再現性のある握力値を得るには同一条件での測定が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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