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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻5号

2004年05月発行

文献概要

臨床経験

鏡視下肩峰下除圧術後における腱板断裂の経時的な変化―MRIによる検討

著者: 宍戸裕章1 菊地臣一1 紺野慎一1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部整形外科

ページ範囲:P.705 - P.710

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 抄録:腱板完全断裂に対する鏡視下肩峰下除圧術(ASD)術後の腱板断裂の大きさの経時的変化と症状との関連を検討した.術前,術後6カ月,および術後2年でMRIを撮像した.さらに,MRI撮像時における日整会肩関節疾患治療成績判定基準(JOAスコア)とvisual analog pain scale(VAS)を調査した.術後6カ月から術後2年で,断裂の拡大が認められた症例は7肩,32%であった.JOAスコアとVASには断裂不変群と断裂拡大群との間に有意差は認められなかった.ASD術後2年においては,断裂拡大に伴う治療成績の悪化は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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