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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻5号

2004年05月発行

症例報告

SLAC wristに対してfour-corner fusionを施行した2例

著者: 井上林1 荻野利彦2 佐藤政悦1 後藤康夫1 鳥居伸行1 古川孝志1

所属機関: 1寒河江市立病院整形外科 2山形大学医学部整形外科

ページ範囲:P.751 - P.755

文献概要

 抄録:Scapholunate advanced collapse(以下SLAC)wristに対して舟状骨切除とfour-corner fusionを施行した報告は少ない.今回,われわれは2例のSLAC wristに対して本術式を施行した.症例は51歳の男性と70歳の男性である.それぞれ右手関節痛および左手関節痛を主訴に当科を受診し,Krakauerの分類で2期および3期のSLAC wristと診断した.2例とも舟状骨切除とfour-corner fusionを併用した術式を施行し,痛みは消失して本人は満足している.舟状骨切除とfour-corner fusionを組み合わせた術式は,2期および3期のSLAC wristに対して選択し得る方法と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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