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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻6号

2004年06月発行

文献概要

論述

腰椎変性疾患患者におけるSF-36を用いたQOLの評価

著者: 田村睦弘1 松本守雄1 中村雅也1 千葉一裕1 戸山芳昭1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科

ページ範囲:P.781 - P.784

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 抄録:SF-36を使用して腰椎変性疾患患者のQOLを定量的に評価し,JOAスコアとの関連について検討した.対象は腰椎疾患患者72例で,疾患は腰椎椎間板ヘルニア31例,腰部脊柱管狭窄症41例であった.以上の症例につき腰椎変性疾患患者のSF-36スコアと国民標準値との比較,SF-36スコアとJOAスコアとの相関関係について検討した.腰椎変性疾患患者のSF-36スコアはすべてのサブスケールで国民標準値を下回っていた.身体機能や精神機能の障害による役割制限の項目はJOAスコアと相関せず,かつ国民標準値を大きく下回っており,この項目でのQOLの低下はJOAスコアには反映されないことが示された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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