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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻6号

2004年06月発行

文献概要

関節鏡視下手術―最近の進歩

広範囲鏡視による手関節痛の病態把握―橈骨-手根関節に対する掌背側鏡視+手根中央関節,遠位橈尺関節に対する背側鏡視

著者: 安部幸雄1 津江和成1 勝部浩介1 長井英1 三好智之1 土井一輝2 服部泰典2 池田慶裕2

所属機関: 1済生会下関総合病院整形外科 2小郡第一総合病院整形外科

ページ範囲:P.791 - P.796

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 抄録:手関節鏡は1980年代後半よりめざましい進歩をとげ,現在では手関節痛の診断,治療においてgold standardな手技とまでいわれるようになった.従来そのアプローチは背側からの橈骨手根関節の鏡視が主体であったが,われわれは掌側鏡視,手根中央関節および遠位橈尺関節への背側鏡視を行い,広く手関節内を鏡視し手関節痛の病態把握に努めてきた.これにより,特に慢性手関節痛を主体として様々な病態が把握できた.注意すべき点は症状と関連しない鏡視上の異常所見,いわゆる偽陽性所見であり,繊細かつ詳細な理学所見の採取と鏡視所見との対比の重要性を強調した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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