文献詳細
臨床経験
文献概要
抄録:1997年1月から2002年12月の6年間において妊娠中および産褥期に腰痛・骨盤部痛を訴えて当科へ受診した症例は55例で,仙腸関節部痛が19例を占め,そのうち10例に対し骨盤部MRIを施行した.仙腸関節刺激テスト陽性の仙腸関節部痛例8例中6例に仙骨疲労骨折を疑った.
妊娠,産褥期の仙腸関節部痛例は高率に仙腸関節周辺の異常,特に仙骨疲労骨折を認め,MRIはその診断に極めて有用である.
妊娠,産褥期の仙腸関節部痛例は高率に仙腸関節周辺の異常,特に仙骨疲労骨折を認め,MRIはその診断に極めて有用である.
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